夏が逝く瞬間

主人公は隼人という名の、
琵琶湖畔のある町に暮らす硬派の中学三年生。
物語は二十九歳の女教師、香織との運命の巡り合いから始まる。
香織の「匂い」を数十年経った今も
忘れることが出来ない「私」は、
彼女との思い出を回想するかのように、
ふたりの出会い、放課後の密会、旅先での契り、
そして夏祭りでの思いがけない結末までのストーリーを語る。
昭和三十年代、故郷での一瞬の夏に体験した禁断の恋を追憶する
どこまでもピュアな自伝的世界!
大ベストセラー『明治維新という過ち』の著者による
幻の処女作が遂によみがえる!

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