「三淵嘉子をモチーフにしたNHK朝の連続テレビドラマ『虎に翼』が話題となっている。ドラマの五月の世帯視聴率が一七%を超え、その後も最高記録を更新するなど、好評を博している。
では主人公のモデル、三淵嘉子とは一体、どのような人物だったのだろうか。
三淵は一九三八年に司法試験に合格。一九四〇年六月、日本で最初の女性弁護士となり、『家庭に光を、少年に愛を』と訴え、家庭裁判所の発展に生涯を捧げた。実は、数ある『虎に翼』本を調べてみると、すっぽり抜け落ちているのが、三淵が裁判官として『アメリカの原爆投下は国際法違反である』とする判決を下した経緯である。そして唯一、この点を深掘りしたのが本書なのである。
二一世紀、AI時代が開かれようとしている今、世界は二〇世紀の『戦争の時代』に逆戻りしつつある。ウクライナ戦争、イスラエル対ハマス戦争、台湾有事、北朝鮮の核開発などにより、第三次世界大戦前夜のような危機的な雰囲気になってきた。本書は、前半で『原爆開発から広島・長崎への原爆投下の歴史』と、これまであまり知られてこなかった、三淵嘉子が携わった原爆裁判をテーマに書き進められ、さらに『原爆投下は国際的な戦争犯罪』とする判決文の全文も掲載している。連日ニュースやSNS、YouTube等でリアルに報道されているロシアによるウクライナへのジェノサイドの実態、ガザ地区で起きている民族戦争の惨状、本書はそれらの政治・軍事・歴史的な背景を知るための座右の書にもなる、衝撃的な一冊である」──前坂俊之静岡県立大学名誉教授
発売にあわせ、朝日・毎日・日経・産経の全国紙に下の五段広告を掲載予定です。
石原が果たした満州建国。それは満州民族の独立を守り、共産主義国・ソ連への防波堤を築くための死闘だった──
『明治維新の正体』『ロシア敗れたり』とスマッシュヒット連発している歴史家・鈴木荘一氏の書き下ろし最新作。本書巻末には石原莞爾著「世界最終戦論」も付載しております。何卒よろしくお願い申し上げます。
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司馬遼太郎が国民作家であり、彼が『竜馬がゆく』や『燃えよ剣』などの痛快な小説を書き残した功績については、私は否定しない。だが、この『坂の上の雲』には、史実を大きくねじ曲げてしまう手法が大胆に取り入れられ、許容限度を大きく超えたウソが数多く埋め込まれている。それがあたかも日本の正史であるかのように定着してしまえば、どういうことになるか。誤りや史実との食い違いが後世におよぼす影響については、無視できないものとなるであろう。
もっとも読者は、次のようにいうかもしれない。
「『坂の上の雲』はあくまでも歴史を題材にした小説であり、物語なのだから、目くじらを立てずエンタメとして楽しめばよいのではないか」
と。
だが、『坂の上の雲』が人口に膾炙し、通俗小説の枠を超えて人々の深層心理に食い込んでいる以上、私としては黙って見逃すことはできない。
元亀・天正の頃、戦国大名は戦闘のとき、戦目付という者を戦場に駆け回らせた。戦目付は、敵将を正々堂々討って取った首を殊勲首と評価し、敵将Aを槍で刺して重傷を負わせた味方Bが敵将Aに斬り殺され、通りかかった味方Cが重傷で身動きできない敵将Aの首を取った場合は、拾い首とし、恩賞は味方Bの遺族に与えられた、という。戦目付の判定に誤りがあり論功行賞が不適切であるなら、将士の間に不満を生じ、軍団に綻びを生じる。
仮に私がこの戦目付になったつもりで、日露戦争(陸戦)の論功行賞を行なうと、
「戦功は黒木為楨大将、奥保鞏大将、野津道貫大将らと、彼らの薫陶を受けた藤井茂太少将と落合豊三郎少将、それに伊地知幸介少将、松川利胤大佐らにある。なかんずく最優秀者は、乃木希典大将である」
となる。
私は本書で、これを立証する。(本書「はじめに」より)
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このたび小社は、2017年刊『日本二千六百年史 新書版』が10万部を突破したのを機に新装・改版した『日本二千六百年史 新版』を刊行いたしました。
本書は、昭和前期の大思想家・大川周明博士の代表作にして、神武天皇から太平洋戦争前夜までの日本の歴史を300頁弱で一気に読み切ることのできる日本全史です。何卒よろしくお願い申し上げます。
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昭和45年11月25日、作家三島由紀夫は楯の会会員4人とともに陸上自衛隊市ケ谷駐屯地に乱入し、自衛隊員に決起を訴え、のち自決しました。
当時、ノーベル文学賞受賞も囁かれた大作家のこの行動の真相を的確に捉え、理解する人はほとんどありませんでした。
同時期に三島氏は畢生の大著『豊饒の海』4部作を書き進め、最後の完成稿は決起直前に担当者に渡しています。
著者の小室直樹氏は、常に鋭い切り口の独自の分析で新しい真実を明らかにしてきた社会科学者です。ソ連崩壊を予言し、田中角栄元首相の無罪を論証してみせ、天皇論に新風をもたらした論客です。
その小室氏が、三島由紀夫という20世紀に埋もれかけていた思想家に心酔し、作品はもちろん、思考の足跡を深くたどり、「完全に三島由紀夫に帰依」(小室氏の愛弟子の回想)するようになります。
三島氏の一連の行動・言動は強い意志に貫かれ、緻密に計画されており、そのカギとなるのが、『豊饒の海』です。本書の中で小室氏は、「天皇制研究の中心は『豊饒の海』四部作におかれるべきであろう」「四部作は、仏教的、社会科学的に卓絶した最高のもの」と記します。
『豊饒の海』は輪廻転生の書として有名だが、仏教は魂の存在を否定しているのでは? この難題への答えを導くべく、小室氏は粘り強く格闘し、作品の中にその答えを見いだします。読者も格闘に参加して、自らの答えを見つけてみてはいかがでしょうか。──産経新聞「編集者のおすすめ」より
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幕末、暴徒化した長州の藩士たちは、京の町を焼き払い、あろうことか御所に大砲を撃ち込み、帝を長州に拉致して、政権を転覆せんとしたテロリストであり、彼らこそ紛れもない朝敵だと、著者の鈴木荘一氏は言います。しかるに彼らは薩摩藩とともに真の尊皇家である徳川慶喜に「朝敵」、恭順の会津藩に「賊軍」の汚名を着せ、悲惨な暗殺、むごたらしい殺戮の限りを尽くしたのだと──。
無抵抗の市民や非戦闘員の婦女子をなぶり殺すことがなぜ正義なのか。本書は、著者の「勝者が敗者を裁くような歴史観では、真実は解明されず、歴史は単に戦勝者の創り話に過ぎないということになる」との思いのもと、教科書では絶対に触れられない「薩長史観のウソ」を白日の下にさらし、明治維新の深層を根底から解き明かす、一冊です。
なお増刷にあわせ朝日・毎日・日経・中日の各主要紙に下の五段広告を掲載しました。
『古事記』及び『日本書紀』中の記事の一々を俎上に載せそれが史実か否かを検証する本書で津田博士は、「大和へ東遷したのは神武天皇ではない」「憲法十七条は聖徳太子の作にあらず」等々の衝撃の結論を導き出しています。その科学的な考察と精緻な筆致は、まるで上質の推理小説の如く読む者を惹きつけて止まず、日本古代史に詳しい方はもちろんのこと、そうでない方も興味深く読み進めることのできる一冊です。なお重版にあわせ読売・毎日・産経等の各主要紙に下の広告を掲載しました。
「吉田氏は英国流の貴族趣味で、葉巻をこよなく愛した人であった。しかしかなりの癇癪もちで、ワンマン宰相と呼ばれ、首相になってからも『バカヤロー解散』などその種のエピソードには事欠かなかった。どこか憎めないところがある政治家だった……」(9月25日付「FNNプライムオンライン」より)
赤井先生、素晴らしい書評を有難うございました。
本書は8月末の発売直後から大きな反響を呼び、アマゾンでたちまち1位(政治家)を獲得、発売からわずか3日で重版が決定するなど異例の売れ行きとなりました。「とても読みやすい」「知らなかったことばかり」「歴史的な回顧録だ」といった感想も多数寄せられています。重版にあわせ読売・朝日・毎日・日経・産経の各主要紙に下の広告を掲載しました。
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毎日ワンズの電子書籍ラインナップ
『回想十年 新書版』(吉田茂 著)
『ガダルカナル 新書版』(辻政信 著)
『潜行三千里 完全版』(辻政信 著)
『ヨーロッパ戦争史』(石原莞爾 著)
『真珠湾の代償』(福井雄三 著)
『明治維新の研究』(津田左右吉 著)
『古事記及び日本書紀の研究 完全版』(津田左右吉 著)
「石原の特色はフリードリヒ大王とナポレオンの戦史研究に基づくスケールの大きな軍事学、緻密な戦略と作戦計画、宗教的・哲学的な予言であろう。本書ではそれらが全面展開されている……」(8月14日付「奈良新聞」読書面より)
「(戦後)津田左右吉は、谷崎潤一郎、志賀直哉らとともに文化勲章を受章する。津田と津田史観はそれを弾圧した戦前の政権から一変、戦後の新政権によって『優れた学問的業績』として認められたのである……」(「FNNプライムオンライン」より)
「津田左右吉『明治維新の研究』(毎日ワンズ)が好評で版を重ねているという。この書が今どき売れている理由はよく分からないが、私としては大変喜ばしいことである……」(「高野孟のTHE JORNAL」より)
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